協会の目的



再生医療とは

「再生医療」は、“病気や事故などの理由によって失われたからだの組織を再生すること”を目指して提案された医療技術です。 よく「根本治療」ということばが使われますが、失われた組織や臓器を根本的にもとどおりにすることを目指しています。トカ ゲやイモリのしっぽは切り離されてもまた元通りに戻ります。 トカゲ、イモリほどではないですが、人間にも「再生する力」があります。再生する力=細胞の力です。 再生医療とは、けがや病気などによって失われた機能を「再生する力」を利用して、元通りに戻すことを目指す医療のことです。 

エクソソームとは

  エクソソームは細胞から分泌される脂質二重膜からなる小胞です。大きさは直径 1 万分の 1mm 程度で内部にはマイ クロ RNA、メッセンジャー RNA、DNA やタンパク質などを含んでいます。 エクソソームは細胞間、人体においては臓器同士の情 報伝達に重要な役割を担うことが明らかとなっており、あらゆ る細胞から分泌されることが確認されています。 間葉系幹細胞から分泌されるエクソソームは、血管や皮膚を再生する効果が高く、様々な炎症を抑える効果があります。 また、全身に分布している「体性幹細胞」「タンパク質」の増強、活性化し、体の再生を誘導する効果が期待できます。

  エクソソームの有効性及び効能

  エクソソームは損傷を受けた細胞に集まり、内包する遺伝子(メッセンジャーRNA等)の働きで、標的となる細胞が自力で回復で きるように働きかけます。マイクロRNAは非常に壊れやすく、そのまま細胞外に放出されるとすぐに分解されてしまいますが、 エクソソームが中に包み込んだ状態で、細胞の外へと袋のまま放出するので大切な情報は壊れずに他の細胞へと無事に伝達す ることができます。

  幹細胞培養上清とエクソソーム
 
幹細胞を用いた再生医療は、患者様の体外で人工的に培養した幹細胞等を、患者様の体内に点滴や注射などで移植することで損 傷した臓器や組織を再生し失われた人体機能を回復させる画期的な治療です。 また、幹細胞の培養過程で得られる幹細胞培養上清・エクソソームは幹細胞治療と同等の効果があると期待されています。

  協会のミッション
 
2000年から始まった再生医療は、2010年以降には安全管理の不備や品質低下の問題が問題となりました。
安全管理が果たさず、品質が低い製品が市場に流通することで、治療効果の低下や副作用のリスクが懸念されます。で使用されることは、患者の健康に対するリスクを増大させる可能性があります。
このような問題を解決するためには、再生医療製品の生産過程や品質管理に対する危機な基準や監督体制が必要です。
私たちは、安全性や有効性のエビデンスが取れたエクソソームが普及するようその調査を行い、有効なエクソソームが普及するよう促進してまいります。